こんにちは、はーちゃんです。
前回は、弛緩出血と次の妊娠出産についてお伝えしました。
一度、弛緩出血をしてしまっても、次の出産でもまた弛緩出血を起こすわけではありませんが、
「また出血してしまったら、どうしよう・・」と出産が終わるまで、その不安は付いて回ると思います。
私も、1人目にて弛緩出血を経験し、2人目3人目は弛緩出血をせずに出産できましたが、毎回毎回、無事に出産が終わるまで不安に押し潰されそうでした。
今日の記事は、3人目を出産直前にその時の不安な気持ちをリアルに書き綴ったものです。
同じような状況を迎えている方へ、共感とエールになればと思い、今回アップします。
※現在1歳の次女がまだお腹にいた頃に書いた記事です。
「弛緩出血」経験者の出産直前のリアルな気持ち
出産が近づいてるからなのか、何だか最近涙もろいです。
どなたかの出産レポを読んではウルウル
自分の出産をイメージしてはポロポロ
車を運転しながら、1人ポロポロ泣いていたりして、ほんとーに怪しいやつになってます。
私は、1人目を出産した時に弛緩出血を起こしました。
通常は、胎盤が出た後に、
赤ちゃんが入って伸びきっていた子宮は
ギューと収縮して、固く小さくなります。
でも、うまく子宮が収縮しない場合、
胎盤が剥がれた場所から大量に出血してしまうことがあり、
それを弛緩出血と言います。
私は、出産直後しばらくは子宮は収縮していたので、
普通に会陰の縫合などの後処理をしてもらって病室に戻ったのですが、
徐々にお腹が痛くなり、突然ドバッと出血し出しました。
助産師さんが慌てだし、すぐにストレッチャーにて分娩室に戻されて止血処理が行われました。
でも、全く止まらない。
お腹が重く痛ーくなって
破裂ししそうになると、
バシャーンと血が噴き出す。
血が噴き出すと一度お腹が軽くなるんです。
でも、またすぐに重く痛くなって、
また出血の繰り返し。
正直、あまりにも勢いよくバシャーンと噴き出すので、
分娩台に寝て下の様子が見えない私は、
一体何が噴き出してるんだろうと思っていました。
なにか洗浄の為に水を入れているのかなあと思っていて、
まさか血が噴き出しているなんて
思いもしませんでした。
それくらい勢いよく、バケツをひっくり返すように
バシャーンと大きな音を立てて出血していたのです。
正直、この時の止血処置が陣痛よりも痛かったのです。
一刻を争うので麻酔なんてナシ!
意識が飛びそうになるのをこの時に初めて経験しました。
覚えているのは、意識が遠のく度に、
助産師さんから肩を叩かれ
「目を閉じないで!しっかり開けてて!」
と起こされていたこと。
あとは、分娩室の前で待っている夫が、
あまりの処置の痛みに絶叫する私の声をずっと聞いてて
夫には「後で説明するから、病室で待機していてください」という病院側の指示に対して
「旦那さんが、分娩室の前から動きません。」
という担当外の看護師さんが報告にきたことを覚えています。
うっすらとある意識の中、
「心配してくれてるんだな・・」って思いました。
結局、出血は2リットル以上。
でも、緊急搬送の手前で出血は無事に止まりました。
産後のヘモグロビン値は5まで下がっていました。
長々と思い出話をしましたが、
出産が近づき、その時のことを
最近良く思い出します。
1人目出産の前に、夫に対して手紙を書きました。
その時に、一言書いたんです。
「私に何かあった時は、赤ちゃんのことよろしくね」と。
出産は危険を伴うのは知っていたので書いたんですが、
今思えば、覚悟もない、すごく軽い気持ちでした。
大抵の出産はみんな問題なく終わっているし、
私も大丈夫だろうと思ってました。
でも、妊娠出産は奇跡の連続であり、母親も赤ちゃんも本当に命懸けでした。
それを知ってしまった今、軽々しく
「何かあったら、子供たちのことをよろしくね」
とは言えません。
もうすぐ来る出産のことをイメージする度に、
「また出血したら‥」と考えます。
もしそうなったらと、想像する度にポロポロ泣けてきます。
私は子供たちを残して、絶対に死ねない。
それ以外は、言えません。
2人目の時に、先生に事前に話して、体制を整えてもらってお産をしました。
2人目の時は、幸い弛緩出血は起こしませんでした。
今回も同じ先生に依頼しています。
母子ともに無事に出産を終えること。
今の願いはそれだけ。
どうかどうか。。そうなりますように。
最後に
この記事を書いた後、ほどなくして陣痛がきて、無事に第三子を出産しました。
このように、出産前は何度も泣き不安でいっぱいでしたが、3人目の出産は驚く程の安産でした。
弛緩出血を経験したからといって、次も出血するかどうかは誰にも分かりません。
「案ずるより産むが易し」になるかもしれません。
皆さんの出産が、母子ともに健康で、弛緩出血なく終わりますように。
願っています。
㏚
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