前回、切迫早産での入院生活と赤ちゃんへの影響についてお伝えしました。
今日は、切迫早産での長期入院にかかった入院費用についてお伝えします。
私が入院した病院のスペックは?
地方の個人病院です。
とてもキレイな病院でサービスも良く、分娩時の入院は全室個室、お祝い膳やアロママッサージ、iPad貸出などがついている今流行りのまるでホテルのような産婦人科でした。
分娩時は全室個室ですが、切迫早産で入院した際は、2人部屋に案内されました。
2人部屋といっても、天井が繋がっているだけで、完全に壁で仕切られており、個室のように快適に過ごせました。
もちろん部屋には、ホテルのようにキレイなトイレ付き。
食事はシェフの作る豪華な食事が3食+おやつ。(出産後に入院している方と同じ食事)
このように、かなり豪華な環境で入院しました。
実際にかかった入院費用は?
私は約1ヶ月半入院しました。
ふたつきに渡り入院し、入院中も月初に一旦会計しないといけませんでした。
その金額は、1ヶ月目、2ヶ月目ともに8万半ば。
合計で約17万円でした。
高額療養制度を利用し、かつ限度額適用認定証を産婦人科に提出していたために、この金額ですみました。
医療機関等の窓口でのお支払いが高額な負担となった場合は、あとから申請することにより自己負担限度額を超えた額が払い戻される制度です。払い戻しまで、約3ヶ月ほどかかります。
でも、あとから払い戻されるとはいえ、一時的な支払いは大きな負担になりますよね。
そこで、頼りになるのが「限度額適用認定証」です。
70歳未満の方が「限度額適用認定証」を保険証と併せて医療機関等の窓口に提示すると、1ヵ月 (1日から月末まで)の窓口でのお支払いが自己負担限度額までとなる制度です。
加入している健康保険に申請すれば、認定証を発行してもらえます。
※なお、自己負担限度額は、所得によって変わります。
運命の分かれ道は、差額ベッド代!
この高額療養制度は、健康保険証の制度です。
その為、健康保険が使えない差額ベッド代や食事代には適用されません。
通常の大部屋ではなく、個室(病院によっては2人部屋、4人部屋含む。)へ、アップグレードした際の追加料金のこと。追加料金は病院によって設定されている。健康保険の適用外。
私は、さっきお伝えした通り、半個室のような2人部屋に入院しました。
有難いことに、この病院では、この2人部屋は差額ベッド代のかからない部屋だったようで、食事代以外はすべて保険の適用でした。
(ちなみに豪華な食事も、健康保険のおかげで、一食260円になります。)
この差額ベッド代が、入院費用が高くなるかの分かれ道!
もし、1日5,000円の差額ベッド代のかかる部屋に1ヶ月間入院した場合、5,000円×30日=15万円が追加でかかるというわけです。
もし、差額ベッド代が7,000円の部屋なら、7,000円×30日=21万円!!
切迫早産での入院の場合は、1ヶ月で済まないことが多いので、何十万と差額ベッド代を支払わないといけない状況にもなりかねません。
個人病院では、個室しかない病院もありますので、もし切迫早産で入院する状況になってしまった場合は、差額ベッド代のことを最初に確認しておくと良いかと思います。
最後に
私は、この切迫早産での入院以外では、最大で5日間の入院しか経験がなかったので、
こんなに長期間で入院したら費用がどうなるのか、実際に会計するまで本当に不安でした。
ただ、差額ベット代などの、保険適用範囲外のことを気をつけておけば
長期入院になっても、高額療養費限度額までの負担で済みます。
私の経験が、参考になれば嬉しいです。
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