こんにちは、はーちゃんです。
3人の子のママである私は、実は1人目を出産時に大量出血を起こしました。
それは、本当に予期せぬことで、とても恐かった記憶として私の中に残っています。
大量出血を経験されたママたちは、次の子を望む場合、再び大量出血を引き起こしたらどうしようと不安に思うことでしょう。
今日は、1人目で大量出血を引き起こした私の、2人目3人目についての経験談をお伝えします。
私の大量出血は「弛緩出血」
弛緩出血を簡単に説明すると、分娩が終わった後には、胎盤も剥がれて体外に排出されます。
その胎盤は赤ちゃんに血液を送る役目をしていたので、胎盤の剥がれた後って、そのままだと血が噴き出しちゃう状態なはずです。
それを食い止めるために、子宮そのものが、キュっと固く小さく収縮していき、血が噴き出すのを止めてくれるのです。
だけど、何らかの要因により、子宮自体がうまく収縮せずに、緩んでしまうことがあるんですね。
そうなると、胎盤の剥がれた後がキュっと締まらずに、血が噴き出しちゃうわけです。
これが「弛緩出血」が起こる仕組みです。
弛緩出血は、一気に血が噴き出すこともあるので、大量出血に繋がり、命に関わることもある危険な状態なのです。
私の弛緩出血は?
分娩後、後処理も終わった後に突然起こりました。
まさに血が噴き出す。
バケツの水をひっくり返すようにバシャーンと勢いよく血が噴き出していました。
そして、一度、収縮してもまた緩む。
子宮収縮剤の点滴は効果なく、冷やしても効かなかった私の子宮に効果があったのは、子宮のマッサージでした。
助産師さんがお腹の上から子宮を何時間もマッサージしてくれました。
出血はトータル2リットル以上。
産後のヘモグロビン値は5まで下がりました。
私が弛緩出血をした理由は?
一般的に弛緩出血を起こす原因は次のように言われています。
(1)子宮筋の過度な伸展: 多胎妊娠、巨大児、羊水過多
(2)微弱陣痛に対する長時間のオキシトシンやプロスタグランジンなどの子宮収縮薬の投与
(3) 遷延長引く)分娩による母体の疲労
(4)急速な分娩
(5)子宮奇形
(6)子宮 筋腫の合併
(7)膀胱、直腸の充満
(8)子宮筋を弛緩させる薬剤の投与
(9) 前置胎盤(子宮下部は筋組織が 乏とぼしく収縮が不良なので、ここに胎盤が付着していると血管が絞扼されにくくなる)
(10)子宮内の 凝血貯留:子宮が伸展されたままになるため
私が言われた原因は、お産の進行が早かったので⑷かなーとのことでした。
でも、原因ははっきりとは分からず断定できないそうです。
私は、子供が3人欲しかったので、次の出産でも同じように弛緩出血が起きるのか、とても心配でした。
先生の話は「起きるかもしれないし、起きないかもしれない」とのことでした。
では、私の2人目3人目の出産は?
1人目を出産後から2年4ヶ月あけて第二子を、それからさらに2年2ヶ月あけて、第三子を産みました。
弛緩出血がとても不安でしたが、私は2人目も3人目も共に弛緩出血を起こしませんでした!
弛緩出血を起こした際の原因が、お産の進行が早いかったからではないかということでしたが(1人目の時の分娩時間は5時間)、2人目3人目ともに分娩時間は2時間ほどでした。
スピード出産でしたが、弛緩出血は起きませんでした。
2人目3人目の出産の際に気をつけたことは?
実は、これと言ってありません。
本当は何かあってもすぐに対応できる総合病院で産んだ方が良かったのでしょうが、近くに受け入れ先がなかったので、2人目も3人目も普通の個人病院で産みました。
1人目とは違う病院だったので、あらかじめ医師には、弛緩出血のことを伝え、備えてもらいました。
分娩が終わると、医師は子宮収縮剤の点滴をものすごい勢いで落としていたのを覚えています。
何度も子宮の戻りを確認してくれました。
3人目に至っては、子宮の戻りが良かったため、子宮収縮剤の点滴をすることなく終わりました。
最後に
2人目3人目を産む前は本当に不安でした。
でも、このように、1人目で弛緩出血をした場合でも、その後問題なく2人目3人目を産むことができました。
少しでも不安を和らげるために、産婦人科の担当医師に事前にしっかりと伝えて備えてもらうと少し気持ちが楽になりました。
可能なら、すぐに対応ができる総合病院で産むこともアリだと思います。
私の経験が、どなたかの参考になれば嬉しいです。
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