私のブログを見てくださっている方の中には、夫婦仲を改善したいと望んでいる方がたくさんいらっしゃるかと思います。
では、夫婦仲の改善と一言でいっても、その目指すゴールって、どんな夫婦関係でしょうか?
私が以前、夫婦の不仲で悩んでいた時は、絶えない夫婦喧嘩にすっかり疲弊していました。
夫婦関係を修復するためには、「夫婦喧嘩をせずにお互い仲良く暮らすこと」がその目指すゴールだと初めは思っていました。
夫婦喧嘩をしないこと。
でも、それは違っていたことに気づいたのです。
夫婦喧嘩をしようがしまいが、良好な夫婦関係には一切関係はありません。
むしろ、私は、夫との関係が改善されたことによる良い効果の一つに
「きちんとした夫婦喧嘩が出来るようになった」ことが挙げられます。
では、「きちんとした夫婦喧嘩」とは、どういうことでしょうか。
今日は「夫婦喧嘩」についてお話します。
きちんとした夫婦喧嘩とは?
私が考える「きちんとした夫婦喧嘩」とは、夫婦喧嘩の意味以上のものはない夫婦喧嘩のことです。
本来、夫婦喧嘩って大したものではないのです。
他人同士が家族になるのだから、考え方は異なるし、とても近い人なので甘えも出て、つい喧嘩になってしまうことは、おかしなことではありません。
喧嘩するほど仲が良いという言葉もあるくらい、夫婦間で喧嘩することは別に何てことはないのです。
特に、女性は論理よりも感情が先に動く特質があるので、ついつい「もー!o(`ω´ )o」と気持ちがなりがち。
もちろん全てを感情のままに行動することが良いわけではありませんが、
そんな「もー!」の気持ちも、女性の自然な気持ちなので、押し殺してばかりいることが正しいわけではありません。
「もー!」の気持ちを相手にそのままぶつけるとスッキリしますしね。
《自分の「もー!」の気持ちを相手にぶつけてスッキリして、夫婦間の大きな隔たりを作らない。》
だから、たまには感情のまま「もー!(きちんとして!)や(こんなことしないでー!)」と夫に怒ることも、夫婦にとって必要なことです。
こんな夫婦喧嘩なら、一晩寝れば忘れちゃう。
お互い朝になれば元通り。
だから、きちんとした夫婦喧嘩なら、夫婦喧嘩をしようがしまいが、良好な夫婦関係に何の問題もないのです。
でも、そんな当たり前のような「健全な夫婦喧嘩」を、私は、以前は全然出来ませんでした。
私たちの以前の夫婦喧嘩は?
単なる夫婦喧嘩が、単なる夫婦喧嘩で終わらないのです。
それは、こちらでも書いた通り、私のイライラの裏にある本当の気持ちが関係しています。
夫に対する私の本当の気持ちは、
もっと
関心を示して寄り添ってほしい
共感して労ってほしい
褒めて認めてほしい
愛してほしい
というものです。
なので、私が夫にイライラする本当の理由は、
○夫から大切にされていないと感じる虚しさ
○夫に認められたいのに、分かってくれない苛立ち
そういった不安感や満たされなさがイライラの根本になっているのです。
なので、夫婦喧嘩の根本に、不安感や満たされなさがあると、どれだけ相手に文句を言っても満たされません。
もちろん文句を言ったところで、自分が本当に求めていることが返ってくるはずがないからです。
だから、喧嘩の着地点がない。
満たされない気持ちはエスカレートし、お互いの罵り合いになります。
どれだけ文句を言っても、本当の求めていることが手に入らないと、人はだんだん歯止めがきかなくなり、さらに強いアクションを取ります。
何とか愛されているか確認したくて「離婚」を突きつけたり、相手に「離婚したいと思ってるんでしょ?」とつめよってしまう。
こうなると、後に残るのは
お互いへの不信感、疲弊、将来への悲観…
一晩寝たって忘れません。確実に蓄積されていくのです。
単なる夫婦喧嘩が、夫婦喧嘩で終わらない。
これが、私たちの以前の夫婦喧嘩でした。
夫婦喧嘩に「夫婦喧嘩以上の意味をもたせない」ためには?
今までにもブログで書いてきましたが、それは夫に問題があるのではありません。
答えは自分の中にあります。
自分のイライラに向き合い、本当の気持ちに耳を傾けてみてください。
自分の本当の気持ちを大切にして、必要なことは我慢せずに、文句としてぶつけるのではなく、素直に伝えてみてください。
そして、夫からの大切にしているサインを突っぱねずに、きちんと受け取ってみてください。
不安感や満たされなさからくるイライラは、必ずコントロールできます。
自分を大切にできれば、喧嘩をわざわざこじらせずに、一晩寝れば忘れちゃうような夫婦喧嘩ができるようになってきます。
この記事がどなたかの参考になれば幸いです。
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