私は以前、夫から大切にされていると感じられる方法についてお伝えしました。

今日は、その補足をしたいと思います。
以前もお伝えした通り、夫からの妻を大切にしているサインって、一見分かりにくいのですが、
全てを取りこぼしなく受け取ることが、自分にとっても夫にとっても、とても良い関係を築く助けになります。
でも、この取りこぼしなく受け取るということも、簡単なようで実は難しいのですよね。
夫に悪いな〜と思って遠慮したり
頼ったり甘えたりすることが苦手で、受け取る自分にNOを出したり。
それらに対しての対処法はこちらを参考にされて下さい。

今日のお話は、別のケース。
「今さら遅いし」
「何で、今、私がこんなに大変なことが分からないの?」
「それっぽっちだけで、良いと思わないでね」
など、夫の行動を悪く取って、素直に受け取れない場合。
このようなケースって結構多いはずです。
せっかくの夫の大切にしてくれてるサインを踏みにじってしまうと、コレはかーなーり険悪な雰囲気になります。
では、どうしたら良いのでしょうか。
まずは今日は、その受け取れない原因についてお話します。
受け取れない原因は?
夫婦不仲で悩んでいた頃の私がまさに「夫からの大切にしてくれているサインを受け取れない」女性でした。
だから、この気持ちが痛いほど良く分かります。
なぜ、素直に受け取ることができないのか。
それは、自己肯定感の低さや承認欲求が満たされず不安感や虚しさが大きいことが、まず大前提にあります。
そして、受け取れない原因には2つのステップがあるので、順番に説明していきますね。
①「大切にされない私」が重要だから
受け取れない頃の私は、自己肯定感が低く、被害者意識も強く
「自分なんて大切にされない」
「どうせ、大切になんかしてくれない」
という思いが、思考のベースとして常にありました。
まあ、簡単に言えば、【拗ねてる・こじらせてる】んですね。
でも、この場合の【拗ね】は、単に子供が怒られてちょっと拗ねてる‥なんていう可愛い拗ねじゃありません。
たいていの場合、育つ環境や辛い経験から人生や自分自身に拗ねてしまってます。
だから、素直に受け取れない。
だって、受け取っちゃったら、「大切にされない私」じゃなくなるから。
「大切にされたい」のに、「大切にされない私」を無意識に選んじゃうんです。
大切にしてほしいと願いながら、結局、かわいそうな私が大好きなのです。
それは、なぜなんでしょう。
だって、かわいそうな私は、優しくしてもらえる立場でしょ?
そんなことをする人を責めても良い立場でしょ?
つまり、被害者としての立ち位置にいて、
人を責めて罪悪感を抱かせたり、人に同情されチヤホヤされることが、
認められ愛されていると勘違いしてしまっている状態になっているわけです。
これは、本当に人間関係を破壊していきます。
だけど、本人は気づいていない。意図してやっているわけじゃないんです。
それが、自分を大切にしてくれていると感じられる唯一のことだから、それを必死に求めているだけなのです。
そして、この状態がさらに、自分も周りも鎖のようにがんじがらめにしていくのです。
その状態を②で説明します。
②過去の大切にされた記憶が揺らぐので、何度でも求めたくなる。
上で書いたような状態の時に、過去にもしも「強烈に大切にされた記憶」「強烈に愛された記憶」「強烈に許され認められた記憶」があったら、
それをもう一度味わいたくて味わいたくて仕方がなくなることがしょっちゅう起こります。
例えば、過去の辛い経験を初めてカミングアウトし、「辛かったね」と同情され寄り添ってくれたあの日を。
記念日や結婚式などのここぞって日にバチッと決めて、私に愛を伝えてくれた日を。
人は、そんな記憶は大切に思い出として持っておき、そのまま大事な記憶として「自分を強めてくれる存在」となるものなのですが、
自己肯定感の低い方や、被害者意識の強い方は、その記憶さえも不安になって揺らいでいくものなのです。
ここぞという時にちゃんと「大切だよ。愛してるよ」と認められたことがあっても、
「辛かったね」と共感してくれたことがあっても。
時間の経過とともに、それが本当なのか自信がなくなる。
今もそうなのかが分からなくなる。
だって常に自分が不安を作り出しているから。
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日々の日常の関わりで、大切にされているサインがあっても、そんな些細なレベルでは満足できなくなっていく。
あの日のレベルの強烈な「承認」が忘れられない。そのレベルじゃないと不安はなくならない。
その記憶がまるで悪い薬かのように、もう一度味わないと不安になっていく。
だから、日々の小さな大切にしてくれてるサインは受け取れない。
そんなもんじゃ足りない。
そんなチョビッとじゃ足りない。本当に大切に思ってくれてるのか信用できない。
もっと、バシッと私が求めているレベルで「大切にしているよ‼︎というサイン」を送ってよ‼︎
「お前のことが大切だよ」と、私にしっかり分からせてよ‼︎
でもね、夫の愛が不安な私は、そんなことは夫には言えないんです。
満たされずイライラの止まらない私は、正論で責め続ける。
そして、かわいそうな私を盛大にアピールする。
こんなにかわいそうだよ!私をわかってよ!またあのレベルで愛を伝えてよ!と必死なのです。
親の愛を確認したくて、小さな子がだだをこねていることとベースの心理は同じです。
もしかすると、子供の時に受け入れてもらえずに我慢していたことが、大人になっていよいよ心の我慢が崩壊し、今出てきていたのかもしれません。
だけど、残念ながら、「かわいそうな私アピール」は、非常に周りの人間を攻撃していることになるので、通用するわけがないんです。
あなた(夫)のせいでこんなに私はかわいそうと必死に主張して、
「本当だね、ごめんね。はーちゃんは家庭を一人で守ってくれて、俺をたくさん支えてくれてるね。ありがとう!なんて大切なオレの奥さん♡」
‥なんて言ってくれるんじゃないかと、そんな言葉を夫にすがってる(理不尽に責められて夫がそんな風に思うわけないのに。)
だって、私はかわいそうなんだけど!大切にされてないんだけど!は被害者のようで、まわりを攻撃しているに過ぎないからです。
だから、夫の心は離れていく。
そして、悪循環に陥っていくのです。
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まずは、原因をきちんと受け止めよう
私なんて大切にされない
どうせ、私を大切にしてくれない
そのような思いを生み出しているのは自分自身です。
夫ではありません。
自分を信用できないし、相手も信用できない状態に陥ってしまい、自分自身の存在感が揺らいでいるのですね。
決して、夫が私を大切に思っていないわけではないのです。
そこを混同せずに、冷静になりましょう。
どうせ私なんて‥と思ってしまう原因はなんでしょう。
今はハッキリ分からなくても、必ず原因があるはずです。
よく、自分に問いかけて、そこを癒してあげるのです。
そして、自分を大切にしてあげるのです。
まずは、【自分を知ること】
全てのはじまりは、そこです。
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