前回は、貯金できる家計にするための鉄則について話しました。
今日は、その次の話。
家計を改善するにあたって、まず取り組まなければならないことのお話です。
家計を改善するために、まず取り組むことは?
それは、【現状を把握する】ということです。
今現在の状況を把握しないと、何をどう改善したら良いのかが分かりません。
まずは、敵を知る。ということですね。
目を背けたくても、本気で改善をするには、目を向けるしかありません。
大丈夫です。
一度現状を把握して、「改善してやる!」と腹を括れば、
「ヤバイ気がする‥」と目を背けていた時よりも、ずっと気持ちが楽になります。
現状把握って、どうするの?
では、現状を把握するために、まずすべきことは【収入を確認】し、【すべての支出を洗い出してみる】ことです。
収入の確認は、月々のお給料とボーナス、子供手当などを確認しましょう。
これはすぐにできると思います。
次は、すべての支出の洗い出しです。
月々の支出、年間での支出を分けて書いてみましょう。
月々の支出を洗い出す
月々の支出も①固定費、②変動費、③やりくり費と項目を分けて考えると分かりやすいです。
①固定費とは?
毎月、金額が決まっている支出のことです。
・家賃/住宅ローン
・保険代
・子供の学校/幼稚園/保育園費
・習い事
・お小遣い
・町内会費
・NHK
・奨学金返済/ローン返済
・積立
など
②変動費とは?
毎月かかることは決まっていますが、その月の使い方によって金額が異なってくるものです。
・水道光熱費
・通信費
など
③やりくり費とは?
予算内でおさまるように、まさしく手元でやりくりをしていくお金です。
・食費
・日用品費
・交際費
・外食費
・レジャー費
・美容費
・被服費
・ガソリン代/交通費
など
年間支出を洗い出す
月々が終わったら、次は年単位での支出も書き出しましょう。
毎月かからないけれども、年に1回〜数回かかるものって結構多いのです。
これを、私は前回の記事で【特別費】と呼びました。
詳しくはこちら↓↓
これも、金額の決まっている固定費と未定の変動費にわけると分かりやすいです。
年単位の固定費
・固定資産税
・車税
・年払いにしている保険代
・車検代(2年に1回なので、1年に換算する)
など
年単位の変動費
・子供の誕生日やクリスマスのプレゼント代
・父母の日や誕生日費
・記念日のお祝い代
・冠婚葬祭代
・帰省費
・旅行代
など
ひとまずの仮予算を立てる&お金の出どころを設定する
支出の洗い出しはできましたか。
恐らく、【月々のやりくり費】と【年単位の変動費(特別費)】がはっきりとは分からなかったかと思います。
でも、これは「今から現状を把握するための作業」なのですから、分からなくて当然ですので大丈夫ですよ。
分からない部分は、ひとまずの仮予算というものを立てましょう。
月々のやりくり費の仮予算を立てる
固定費は引き落としの明細などを見れば分かるかと思います。
変動費は、管理しやすくするために、年間で1番高かった月の金額を確認し、設定しましょう。
毎月の収入-(固定費+変動費+毎月貯金したい金額)=やりくり費に回せるお金です。
このやりくり費に回せるお金を、振り分けていきます。
例)食費→3万
日用品費→5千 など
今までのことを思い出しつつ、自分の目標も加味して、仮予算を設定していくと良いです。
年単位の変動費の仮予算を立てる
こちらも、今までのことを思い出しつつ、だいたいの予算を立てます。
・子供のプレゼントだったら、だいたいの上限×子供の人数
・父母の日は、プレゼント代の上限×個数
・帰省費は(実家までの交通費+お土産代+実家に包むお金など)×帰省回数
このように、だいたいのかかる予算を考えて書いていきます。
お金の出どころを振り分ける
仮予算の設定と同時に行ってほしいことが、お金の出どころの設定です。
お金の出どころ?と思われるかもしれませんが、月々の給料から支払うのか、ボーナスから支払うのか、子供手当をあてるのか、などということです。
貯金のしやすさ、管理のしやすさから言うと、月々のお給料からすべてをまかない、ボーナスや子供手当は貯金に回すことが理想です。
すべては無理でも、月々のお給料から支払う率を上げていけば、貯金もしやすくなってきます。
月々の給料から支払に充てる年単位の固定費と変動費を足して12で割りましょう。
そうすると、1ヶ月にいくら積立ておけば良いのか分かります。
ボーナスのないご家庭も、このように年単位の支払いを12で割って、毎月積立をしておくと、支払いの際に慌てずにすみます。
また、逆に月々のお給料に余裕がない場合、月々の支払い分をボーナスから充てることもあるかと思います。
まさに、我が家は現在、幼稚園児2名の月謝が高く月々に余裕がないため、美容費や被服費は月々のお給料からは払えません。
ボーナスから支払っています。
大切なのは、予算をしっかり立て、お金の流れを把握しておくことです。
家計簿を付けながら、たてた予算を実行してみる
ここまでできたら、あとは実行あるのみです。
早速、次のお給料から始めてみて下さい。
ここで大切なのは、家計簿を付けながら実行するということです。
家計簿、めんどくさいですよね。
私も全く続きませんでした。
でも、家計を改善するにあたって、現状把握は欠かせません。
仮予算は立てましたが、それが本当に実際と合っているのかは検証しないと分からないのです。
いつも予算をオーバーしているようなら、予算組みに問題があるので予算を組み直さないといけません。
予算を立てたものの、月の後半からぐちゃぐちゃになって予算なんてどっかにいってしまうかもしれません。
まずは家計簿を付けて、お金の流れを把握する。
ずっと家計簿をつける必要はないんです。
ただ、自分の家の家計の歩幅が分かり、問題のない予算設定ができるまでの期間、家計簿をつけるようにしましょう。
そして、その家計簿を見ながら、予算設定の検証・評価→新しい予算設定を繰り返し、本当に自分のやり方合った方法を見つけましょう。
次は、ズボラのはーちゃんでも続いた家計簿の付け方をご紹介します。
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