前回、夫婦仲が悪くなる本当の理由についてお伝えしました。
この理由に気づくことは本当に大切。
言わば、《「そうならないといけない」と自分で勝手に勘違いし、
自分で勝手に苦しくなって、自分で関係を悪くしている》ようなもの。
その勘違い、つまり「からくり」なわけです。
人間関係なんて、実はそんなもの。
自分で勝手に憶測して、思い込んで、苦しくなっていることが多いのです。
だけど、もちろんそこには「そう勘違いしてしまう理由」があるわけです。
勘違いしてしまう自分がおかしい訳じゃない。
その理由のせいで、辛くなって苦しくなって勘違いが真実になってしまう。
その理由にきちんと向き合って、そんな理由を持たなくてもよくなるような状態に
自分をしてあげましょう。
今日は、目指すべき「心の在り方」について、お伝えしたいと思います。
必要なベース、まさに夫婦仲を改善するために最も大切な原則のお話です。
この心の在り方は、夫婦仲を改善するために絶対に外せません。
夫婦仲を改善しようと、今までがんばってきたけど、なぜだかうまくいかない..
夫婦仲を改善したいのに、どうしても夫にイライラする..
なんで自分ばっかり、頑張らなくちゃいけないの..と虚しくなる
そんな風に感じてしまっている方は、この「心の在り方」をすっとばしてしまっているのかもしれません。
この原則を土台にしないと、いくらその他のマインドやテクニックを使っても、
自分が苦しくなるだけで夫婦仲の改善はうまくいかないのです。
私たちは、ありのままの自分で愛されていることを受け入れよう
頑張らないと、認めてもらえない
頑張らないと、愛されない
私は、ずっとそのように感じて生きてきました。
だから、夫に認めてもらいたくて、良いママぶって頑張ったし
夫婦仲を改善してもう一度夫に愛してもらうためには、
自分が理解ある良い妻にならなくちゃ!と頑張りました。
でもね、なぜだかツラくなる。
どれだけ家族のために頑張っても、夫には伝わらない
うまくいかない
1人で虚しい・・
そうなるのは、なぜでしょうか?
そう、それは頑張るところが違うからです。
目標に向かって頑張ることは良いことですが、
そうではなく
認めてもらうために
愛してもらうために
頑張るから、おかしくなるのです。
だって、私たちは頑張らなくても、
「そのありのままの自分で、すでに認められて、愛されているから」です。
認めてもらうために、愛されるために
頑張る必要なんかありません。
そこを頑張っちゃうから、相手に対して「分かってくれない」と不満が募り、
それを相手も感じ取り、うまくいかなくなるのです。
だって、夫は、まさか自分の妻が認めてもらうために、褒めてもらうために家事育児を頑張ってやっているなんて夢にも思っていませんから。
夫からしたら、結婚している時点で、もう認めているし、愛している。
それを「良い妻じゃないと認められない、愛されない」と勘違いしているから、
こじれさせてうまくいかない。
認められたくて、
頑張って、
でも夫には伝わってないように感じて、
むなしくて
「この人は家事育児の大変さを何にも分かってないのね!」とイライラする。
これが、全部、私一人の心の動きでした。勝手に勘違いし勝手に怒ってる。
夫からしたら、なんで妻が怒っているかも理解できません。
勘違いから始まったのに、それをこじらせて、わが家のように本当に関係悪化にならないように。
頑張らなくても、あなたはそのままのあなたで、認められて愛されている
その事実をまずは受け入れましょう♡
自分にはそのままで価値があるということ
ピンと来ない場合は、こう考えてみてください。
一人の赤ちゃんがいたとして、その子は何も出来なくてもそこにいて守られるべき存在です。
たとえ、その親が赤ちゃんに虐待をしていても、その子自体の価値はなにも変わりません。
虐待されたから、その赤ちゃん自体に価値がなくなるわけではないですよね。むしろ虐待に気づいた他の人の手によって保護されるべき存在です。
虐待されようが、親に可愛がられようが、赤ちゃんそのものの存在は、この社会において当然守られるべき存在であり、価値ある一人の人間なのです。
これは、赤ちゃんだけでなく誰にでも言えることです。
特に日本は、基本的人権を認められた国であり、あなたは「あなた」というだけで
一人の認められた価値ある人間なのです。
自分の存在価値が揺らぐのは、自分がただ不安だからです。存在価値なんて初めから概念として考える必要はない。
揺らぐ必要なんかないのです。小さな範囲に囚われて、自分の価値をその中で必死に見いだそうとする必要なんかありません。
あなたには、最初から「一人の人間」としての絶対的な価値があるのです。
ありのままの自分に自信がない方へ
頑張って認められなきゃ愛されない
ありのままの自分はダメダメで愛されるわけがない
役に立たなきゃ価値がない
etc…
そんな思いを抱いている方は、ありのままの自分で愛されているという事実を
簡単には受け入れられないかもしれません。
愛されるために頑張らなきゃいけない世界
認められるために必死に我慢した世界
遠い昔、子供の頃にそのような世界で過ごさざるを得なかったのかもしれません。
でも、たとえ過去がそうであっても
今のあなたは大人になり、そのような世界では過ごさなくて良いのです。
ありのままの自分で愛されて良い世界にいるのです。
子供の頃は、その環境を受け入れて生きていくしかなかった。
それは、とてもとても辛かったことだと思います。
だけど、月日は流れ、私たちは大人になり
自分たちで選べるようになったのです。
どのように生きるのか。どんな世界で生きるのか。
それを選ぶのは、自分自身です。
私だって選んで良い。
あなただって選んで良い。
自分の価値を、自分で認めて良いのです。
どうぞ、勇気を出して、自分の価値を受け入れてみてください。
夫は出会った頃のあなたが好き
以前もお伝えした通り、男性は本来、ありのままの女性を愛してくれています。
出会った頃の2人を思い出してみてください。
男性の性質上、あなたと付き合うと得だから好きになった、という男性はほぼいないはずです。
男性は、あなたの笑顔や、いじらしいところ、甘えてくれるところ、自分と一緒にいて楽しそうにしてくれるところ等に惹かれて好きになってるんです。
だから、何も頑張らなくても、何もできなくても、その頃のような可愛いらしい女性でOKなのです。
もちろん、夫婦なので、ともに生活をしていく中で、日常のお使いでこきつかわれたり?、母親としての基本的責任を求められるのは当然のことですが、
できる妻、良妻賢母のような良き母であることが、愛される条件ではありません。
ありのままのあなたが好きなのは、夫婦になっても変わらないのです。
完璧な仕事なんて一切求めていません。それよりもあなたの笑顔がほしいのです。
あなたがご機嫌で元気でいてくれたら、夫は嬉しいのです。
自信をもって、頑張ることをやめてみましょう。
自分を大切に♡
ありのままの自分で愛されていることを受け入れてあげてください。
私の夫は自分勝手なひどい人!ありのままの私を認めてくれているわけがない
ここまで読んで
「いいえ!
私の夫は、私に厳しくて否定ばかり。
ありのままの私を愛してくれているとは到底思えません!」
という方もたくさんいらっしゃるかと思います。
大丈夫。以前の私もそう思っていました。
でも、それは間違っていたことに気付きました。
それは、私が「ひどい夫」だと思っているから、そうなるんです。
頑張って、報われなくて、伝わらなくて‥
【どうせ、この夫は自分勝手なひどい人】という思いに行きついてしまったのですね。
本当の夫がよく見えなくなり、ひどい夫という自分のフィルターを通してしまうようになったのです。
たくさんの絶望、裏切り、虚無感、悲しさを経験し、「夫への悪意」を持たずには
過ごせなかったのです。
詳しくはこちら↓↓
こうなってしまっても、一歩ずつ、自分の心をときほぐすことが出来れば、必ず先は見えてきます。
第一歩は、ここからです。
まずは、夫のことは置いておいて、
自分自身は、【ありのままの自分で愛される存在】ということを、しっかり受け止めてあげてください。
「もしかすると、夫はありのままの私を認めて愛してくれているのかも‥」
と疑ってみることから始めてもいいです。
私は、ありのままの自分自身を認めることができた時に、夫に対する気持ちの変化がありました。
愛されるために、頑張る必要なんかないのです。
あなたは、頑張らなくても愛されているのです。
この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。
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